都響プロムナードコンサートNo.331
標記のコンサートに行ってきました。指揮者がHKグルーバーという人で、各評論家がこぞって「怪演が飛び出すかも」と予想していたというコンサートであります。
会場内ですぎやまこういち先生を発見!初めは見違いかと思いましたが間違いようもない、すぎやまこういち先生でした。今日は一般聴衆として聴きに来られていたようです。席は私よりも後ろですがそう遠くもない場所で(おかげで変に緊張したりしました)、終演後は横の扉から出て行かれていました。楽屋にでも行かれたのでしょうね。
【都響プロムナードコンサートNo.331】
指揮:HKグルーバー
モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲 K.527
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 『戴冠式』 K.537(ピアノ:菊池洋子)
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 『田園』 op.68
さて問題の演奏。前半(ピアノ協奏曲まで)は普通に良い演奏でした。ピアノの菊池洋子さんもさすが。あれ、「怪演」でもないな?と思っていたのですが、後半、キました。期待を裏切らない「怪演」であります!え~と、曲目はベートーヴェンの「田園」なのですが・・・速い、速い!音でかい、でかい!「のだめ」で言うならまるで峰です。光る青春のヨロコビと稲妻です。客席は皆、「<田園>なのに──」と思ったことでしょう。力強く重厚な<田園>。全体的に通常よりフォルテ1個分くらい音が大きい。コントラバスが8本もいるんです。ホルンもバリバリに音を割り、トランペットの岡崎さんが笑いながらホルンを見てました。第一楽章「田舎へ着いたときの、晴れやかな気分の目覚め」からこんなにぶっ飛ばして第四楽章「雷雨、嵐」なんかはどうなるんだろうと思っていたら、期待を裏切らない大迫力でした(笑)。嵐というか戦闘ですね。この田園からはどんな作物が収穫できるんでしょうか……。こうして、絶対に田園ではない田園の演奏が無事(?)終わり、聴衆も「ある意味すごいものはすごいに違いない」から大拍手。するとアンコール演奏がありました。私は田園の途中から「アンコールやるならヴィヴァルディ四季の"春"みたいに軽快な曲をわざと重厚にやるだろうな」と予感していたのですが、始まった曲は何とモーツァルトのディベルティメントK.136の第1楽章。弦楽合奏の軽快な曲のはずですがやっぱり今日の演奏は重厚というかマッチョ!もう笑うしかありません(実際には静かにしてましたが)。
それにしても、田園は事前にCDで聴いて予習をしておいて良かった……今日のアレが初めて聴く「田園」だったら大変なことになっていたことでしょう。いや~とにかくある意味ですごかった。(前半の第1部は普通に素晴らしかったんですよ。それが第2部では豹変。これが評論家の予言していた怪演だったのですね)


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